医療事務サービス認定制度について

 昨今の医療制度改革など医療を取り巻く状況変化の中、医療機関および医療事務業務受託事業業者から、医療事務サービスの基準の明確化や質的向上に対する関心が日々高まってきています。

 当協会は、医療事務業務委託に関する調査研究を進め、医療機関の経営の安定化・合理化に寄与し、また業界の健全な発展と育成と共により良質な医事関連業務の提供を促進する目的で、自主的に定めた医療事務サービスガイドラインに基づく医療事務サービス認定制度の運営を進めています。

 この制度は、事業者の資格要件や医療事務サービスの提供体制および実施方法、業務従事者への教育及び労務管理など多岐に渡り厳しい審査基準を設けており、安定した委託業務が行える事業者に対し認定するもので、医療事務委託を行う際の業者選定基準にお役立ていただいています。

 当協会は、今後も、いっそう医療機関の業務の効率化、質的向上をはかるため、更なる努力を重ね業務に邁進いたします。

 また、医療機関におかれましては、事業者(業務従事者)の地位保全と安定した就業環境の確保や「派遣」「請負」の業務区分についての知識、運用方法へのご理解、またコンプライアンス重視の観点に立ったルールの確立に、ご協力の程よろしくお願いいたします。

医療事務サービスガイドライン

医療事務サービスの範囲

  • 医療機関の医事課を主体とした事務業務で、基本的に請負契約に基づき行われるもの
  • ①受付業務
  • ⑤諸法請求業務
  • ②医事オペレーター業務(医事計算業務)
  • ⑥クラーク業務
  • ③料金徴収業務(医事会計業務)
  • ⑦医事電算業務(医事情報管理業務)
  • ④保険請求業務
  • ⑧病歴管理業務(診療情報管理業務)

サービスの目的

  • 医療機関 患者の信頼確保
  • 経営の合理化 効率化

事業者の要件

  • 事業者は、受託ユーザーに対し十分なサービスを提供できる範囲内に下記の条件を満たす事業所を設置する事
    • ①使用しうる面積が、23㎡以上ある事
    • ②常駐者が1名以上いる事
    • ③専用電話が1本ある事
  • 事業者は、1事業所において1名以上、下記の条件を満たす業務責任者を配置する事
    • ①次の点について十分な知識経験を有する者
      「医療機関の社会的使命と組織」「医療事務サービスの役割」
      「健康保険法・後期高齢者保険制度等、関係法規」
      「労働基準法・労働者派遣法等、関係法規」
    • ②医療事務サービスについて3年以上の知識経験を有する者
    • ③当協会で認めた第三者が実施する医療事務に係る能力評価試験に合格した者
  • 事業者は、当協会で認めた第三者が実施する医療事務に係る能力評価試験 に合格している者を過半数以上、配置する事

サービスの提供体制

  • 業務責任者の配置
  • 従事者の訓練研修(基礎訓練・初任者研修・通常研修)

サービスの実施方法

  • 業務関係帳票の整備と医療機関への報告
  • 業務マニュアルの徹底
  • 契約(書)の締結
  • リスク管理・苦情処理の管理体制